先日、図書館の職員さんをしていた方とお話しました。
その時に感じたことについて。
自費出版について、大きく分けて2パターンの例とともに。
1.お金持ちの社長さんが出版社から出した自費出版
出版社の自費出版は、社長さんとかがよくやるらしいんですね。
お金を持っている人が、ドンと発行する。
軽く見積もって、自費出版一式300万円+多めに印刷といったところでしょうか。
そしてその書籍が、全国の図書館に「寄贈」として届けられる。
沢山の本を所蔵している図書館ですから、棚に入らない = 並べない、ということがもちろんあります。
スペースは有限。
私も利用者として、「並べないこともある」という方針に賛成です。
2.地域の昔話やお年寄りの話、土地・史跡についての郷土資料
私は郷土資料をよく使いますし、ふとタイトルが気になって手に取ることもしばしばです。
すごく面白いですよ。
図書館では、他所の知らない社長さんの著書よりも、その地域についての本を置くことが優先されます。
お金持ちの社長さんは、数千部、時には数万部と発行します。
でも小さな街の郷土資料は、100部くらいしか発行しないことも。
そんな貴重な郷土資料こそ、図書館に並べて欲しいですね。
これこそ「存在に深い意味のある本」だと私は強く感じています。
エッセイだって郷土資料。土地ごとにあるってのが大事
エッセイって、すごく手軽に書きやすいじゃないですか。
だから、書いている人も多いし、本にもしやすい。
だからこそ多くの方に、その年代の、その土地のことを記す目的でも筆をとっていただきたいと思います。
そして、本にしましょう!
インタビュー形式の執筆になると、ヒアリング力や、エッセイとはまた違ったライティング力が必要になってきて、中級者〜上級者向けです。
けれども、「文章は書けないけれど、話はできるよ」という貴重な内容を発掘できるチャンスです!
インタビューも、ぜひ本にしましょう!