特別お題「わたしがブログを書く理由」
論文は、学術書として商業出版されている
学術書、しかも超専門的な内容。
みなさんもご想像がつくと思いますが、部数が出て儲けられるタイプの本ではありません。
大学の図書館等が定期購読していて、「ジャーナル」と呼ばれています。
値段が高くなることも必然ですし、出版社の儲けも考えなくてはいけません。
よって、論文を出す側もお金を払って掲載してもらっています。
オープンアクセス、実は楽になっていない
オープンアクセスというのは、論文をネット上で見られるようにするサービスです。
ジャーナル掲載のかわりにここに登録することで、論文の書籍出版の負担が減ったみたいなことは聞きますが、そうでもないようなのです……。
有名なところでは「サイエンス」の利用料。
新聞で見た価格はなんと170万円!!
セルフ出版したほうがよっぽどいいのではないかと
こう言ってはなんですが、ジャーナルは文集レベルの誌面レイアウトです。
ちゃんとした雑誌のような見栄えではありません。
つまり、素人がWordで組んでも大差ないのです。
(Wordどころか、最終的にPDFになっていればなんでもいい)
たとえば、安くてオススメのKindleペーパーバック。
一般書店での流通併用も、一応可能ではあります。
ポスドクとして苦労された方が、Kindleペーパーバックを活用してもっと軽費な論文出版サービスをリリースしてくれたらいいのではないかと思いました。